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本ブログは小生の大統領就任後に現れるであろう、後世の小生研究者のための一次資料となることを企図して設けられております。そのため同時代の読者を想定しておらず、建設的議論等は一切含みません。悪しからず。
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2007年 02月 08日
朝、部屋を出ると目の前の道路が封鎖されており、警察官が3名仁王立ちしている。
「すわ、このマンションでも出入りか!?」と、近所でも起こった一連の首都圏抗争が頭をよぎる。恐る恐る警察官に訊ねてみると、 「今日は『北方領土の日』なもんで、街宣車が普段以上に多いんですよね~。周辺住民の皆様にはご迷惑をおかけしますが」とのこと。 ロシア大使館が近所のどっかにあるらしい。そういや最近、政府広報でも北方領土云々って言ってるもんね。 なんにせよ難儀な話やな~と思いつつも、内心ちょっとワクワクしている街宣車ウォッチャーな自分に気づく。 インド大使館に行ったついでと言ってはなんだが、靖国神社と遊就館に立ち寄る。 靖国の杜に参るのは御霊祭くらいなもんで、平日の昼間に来るのは初めて。 案の定、ここにも北方領土に対する主義主張を公衆に訴えかける方々がたくさんお見えになっており、やたらと難しい旧字体の漢字を車体に施した車がこれまで見たことないほどの台数ずらりと並んでおる。アドレナリン瞬間沸騰。 鼠色のお召し物を羽織った紳士淑女が警視庁の皆さんと対面してらっしゃる。 万機公論するはおおいに結構であるが、これじゃ英霊の御霊もおちおち眠れんよな~と気を揉みつつ、街宣車と無数の紳士淑女の間を縫って境内へ。 うちの祖父は特攻隊員だったらしいが、出撃前の演習中に自機が破損して不時着したらしく、入院中に終戦を迎えたらしい。当時はさぞかし罵倒され、辛い思いをしたことだろうな~と思う。 そんなわけで、靖国の杜で会うべき親類縁者は特におらんのであるが、参拝を終えたお年寄りが涙を拭いながら出てくるのを目の当たりにすると、これはこれでなかなか感じるところがある。 遊就館の是非についてとやかく言うつもりはないが、夏に京論壇で来なかったのはたぶん正しい判断だったのだろう。 改めて感じたのは、靖国は軍人さんのための神社なのだな~ということ。 そもそもの靖国の縁起がそういうもんなのだから当たり前っちゃ当たり前ではあるが、この博物館には東京空襲の記述は見あたらなかったし、広島長崎の展示もほんの少し。(見落としたかな?) 「英霊達がアジアの独立のためにいかに苦難に立ち向かったのか」といった悲劇的ヒロイズムを滔滔と訴えかける内容。 一方、昨夏訪れた北京の抗日記念博物館は独立の英雄(国民党よりは共産党に傾斜配分されている)を称えると同時に、「どれほどまでに中国人民が艱難辛苦を強いられていたのか」ということが延々と描写されており、惨殺の状況とされる写真や遺骨を展示することで、被害者意識を全面に押し出す内容。 展示物の資料としての妥当性はともかくとしても、えらく対照的な展示風景ではある。 だからどうだとか、どっちが正しい誤り云々の話ではないが、見る方としてはやはり感じ方が違ってくるわけで、日中両国間の戦争責任云々といった議論の本質はこういった好対照な語られ方、認識のされ方に潜んでいるのではないかという気がしたが、たぶん気のせいだろう。 そんなこんなを考え帰る道すがら、英会話講師よりtel。 曰く、「ユー、明日インタビューテスト受けにきちゃいなよ~!」とのこと。 「え~、期末試験前日でんがな!」と思うも、金曜の試験は持ち込み可だし、冷静に考えてみると明日を逃すと他に受けれそうな日がない。 昨日受け取ったテスト結果の雪辱を果たさんというタイムリーさも手伝い、勢いで明日受けることに。 前回のテストでは、ウィットに富んだ答弁を試みようと思い、少々遊び心に走ったきらいがないでもない。 授業で教わった"indirect"(相手の質問の答えが分からないときは「いい質問だね!君はどう思う?」と応えて逃げよ!という、孫氏の兵法的な奇策。姑息な答弁法とも言う)を用い、先方が「トコロデー、10年後ノ日本ハドウナッテルト思イマスカー?(ここんとこもちろんin English)」に対し、「ははは、それはなかなかいい質問だね。ところで貴公はどう思うのかね?」と応じてみたのだ。 こちら方としては、「Hahaha, it's funny!」と面接官が抱腹絶倒し、たちまち意気投合した我々はそのままルミネtheよしもとくんだりに直行するという展開を期待していたのであるが、相手が悪かった。インタビュアーのカナダ人講師が少しくマジメすぎたのだ。 SBばりの予想外だったのか、彼は慌てふためいた挙句に「これはテストなんだ。だから君の答えを聞かせてくれ」と、極めてフッツーな返答を寄越したわけだ。 アメリカンジョークへの道は遠い。 そんなこんなで、今回はスコアアップを成し遂げ、面目躍如たらしめねばならぬのだ。 急いで部屋に帰って前回の試験結果を見直し、なんとか英語力を「サル」から「人間」のスコアに持っていくための妙案はないものかと思案する。 当然ながら、英語力なんて1日の付け刃で身につくほど甘いものじゃないわけで、そもそも僕はアジア政治外交史のノートを写経せねばならんので、そんな夢のような勉強術があってもやれるわきゃねー。 こうなってくると、もはや全力で小手先のテクニックに逃げるしかないのだ。 目を皿にして評価シートを見ていると、いくつか語学力と直接的には関係なさそうな評価項目が見当たる。即ち、 ・Nervousness ・Eye contact ・Gestures ・Animation/Enthusiasm こんなところか。これで明日への極めて戦略的な攻略法が立案された。 以上に上げた評価項目を総合して考えるに、 「自信満々に20分間相手をガンつけ続け、ZEEBRAばりのオーバージェスチャーで暑苦しく語り続ける」 という最善解が合理的に導かれる。 ナイス、オレ。 これでスコアアップもばっちり!ならいいのだが。。。 <本日のBGM> 上原ひろみ 「KUNG-FU WORLD CHAMPION」 2007年 02月 06日
CNNを見ていると、アナウンサーが街頭インタビューを行っておる。
どうやら合衆国の来年度予算についてのインタビューらしいのだが、内容はというと、 「$2,900,000,000,000」 というボードを見せ、「この数字を読んでくださいな」というなんてこたぁないもの。 ところが、アメリカのみなさん、面白いほど読めない。 「トゥー、ナイン、ゼロゼロゼロゼロ……」だとか、「トゥーサウザンドナインハンドレッドビリオン」だとかの珍回答続出。むちゃくちゃ。 やっと「Trillion」と読める御仁が現れたが、「ご職業は?」と訊ねられ、「いかにも小生はさる銀行のマネージャーである」とのたまう。そりゃ読めるわな。 これを見て気を良くしたわけで、「ははは、アメリカ人恐るに足らず!兆の単位も読めんとは笑止千万。さぁ、さっさと小生にグリーンカードをよこし給え!」とすっかりYankee気分を気取っていた矢先、会社より英語試験の結果届く。 ぴくりとも手ごたえはなかったものの、実際に通知簿を目の当たりにすると悲しいものである。案の定スコア変わらず。 「Trillion」が読めても英会話学校は評価してくれないらしい。ガックシ。 通知簿に曰く、「sとshの発音を鍛錬すべし」云々。しまいにゃ、「自身の情報をより多く相手に伝えることによって、貴公の議論はより闊達なものになるであろう」だと。やかましーわい! まぁ抗弁の余地はないわね。クスン・・・・・・。 現在のスコアでは未だに小生は「サル」の状態であり、二足歩行を目指してより一層の奮起が期待される。 もう少しでブッシュ氏のスコアに追いつける(つまり彼も「サル」)という事実が一筋の光明であろうか。。。 民法大暴落のブラックマンデーが去り、続く金曜の試験に向けて勉学に励む。 手書きのノートは持ち込み可という殊勝な助教授の試験であり、必死にPCでうちこんだノートやレジュメを書き移す。 10月ぶんから必死で書き写しているのであるが、なかなか11月から先に進まねぇ。 PCで筆記した己を恨む。 無心でノートを写経する私、徐々に禅の境地に達しつつある。このまま即身仏と化す日も遠くないだろう。 坂本慎太郎氏が言うように、だいたいこういう試験期間に限って一人で家でろくでもないことを考えてしまうわけで、頭の中で爆音で音楽が鳴っているから電話の呼び出し音は聞こえないわけだ。 ガラスのハートの占有者であるところの小生はやたらとネットを開いてしまうのであって、暇にまかせて(ぜんっぜん暇じゃないですが)自分の名前をググってみたりしたわけだ。 昨年までご奉公したバイト先のスタッフ紹介のページを見ては、「いつまでオレの名前載り続けるんやろ」だとか、同姓同名のゲームキャラクターのキャラ設定を見ては、「オレ、違う世界の王様なのか。すげーなオレ」だとか、東工大にいるらしい同姓同名の男の子の活躍ぶりを拝見しては、「いつか夫婦漫才組みたいな」などと思いを馳せるのである。 何と言うか、不毛やなぁ。 昨夜、東京にいる極めて稀有な専門時代の同級生2名のうちの片割れの送別会に赴いた。 インビテーションに曰く、「5日に送別会を催す。奮って参じよ。なお、この送別会は招待制ではなく強制である。22歳の女子に相応しい餞を用意すべし」 「相変わらずふてぶてしいヤローだな」とブーたれつつも、行きがけに近所で洋菓子でも買ってやるかと部屋を出るが、生憎店じまいの後であった。 仕方がないので、部屋に置いてあったキンブラのライブDVDを持参すると、非常に積極的な拒絶姿勢を示された上、二人がかりで寄ってたかって非難声明を浴びせられる。 全くもって、喜びの感情表現が下手な奴らだ。寛容の姿勢をもって臨まねばなるまい。 4年越しに明かされる真実、衝撃の告白の数々にしばし絶句。 ルミネ2で繰り広げられるシモネタの数々にどんびきしつつ、家路につく。 ああ、卒業してー。 <本日のBGM> 東京60WATTS 「昇天」 前からものすごい好きな曲なのに、今になってめちゃめちゃ猟奇的な内容であることに気づいて愕然。某行不動産部門社員を彷彿とさせるわりとタイムリーな歌詞だわね。 2007年 02月 05日
ここ数週間、刻苦勉励を重ねて内田民法を我が血肉とした。
抵当権に関しては日本でも5本の指に入る権威になった。 いつ帝国金融にスカウトされても、桑田さんの右腕たる取立ての鬼となった。少なくとも灰原よりは活躍できるはず。 これ以上、小生にどないせいっちゅーねん? 正午前、法文1号館前にて、卒業祈念の神事を執り行った。 『巨大投資銀行』で明治神宮に詣でるソロモン明神氏に感化されたのだ。 法学部崖っぷち仲間であるところの同期と共に、東大学部内の同期に集結を呼びかけたのであるが、みんな来ない。 そりゃそうだ。この期に及んで卒業かかってるのなんて僕らだけでしょ。たはは。 しょうがないのでそこらへんにいた4年生5年生、後輩+赤門から駆けつけてくれた同期を交えて円陣を組んだ。 気分はバルジブラケット。 無理やりまきこんだ4年の女の子2人が非常にいや~な顔をしていたのが印象深い。 民法試験問題は、タール取引に伴う契約解除の是非について。 昭和20年代(戦中!)の訴訟で手附金20万云々を返せ、返さぬなどというもの。 お国の一大事にそんなことで争ってんじゃねーよと。 20万でいい大人がケンカすんなと。 そん位代わりに払ってやるからオレに単位くれと。(名目価格でしか払いませんが……) 試験後、暗澹たる気持ちで法学部同期と後楽園へ。 昼飯を食うはずが、気づいたらなぜかサンダードルフィンに乗っていた。 学校が休みなのか、小学生だか中学生風の児童がやたらと多い。 笑っていた。ガキが笑っていた。なーんも知らずにただガキが笑っていた。 純粋な、無垢な、真っ白な、その笑顔は、 汚染された俺等が生み出したこの世の全てを何も知らずにただ笑っていた。 (c)向井秀徳 後楽園上空、嬌声を上げる小中学生、ギャルカップルの中、法学部に対する思いつく限りの呪詛の言葉と卒業への願いを絶叫する男二人はさぞかしブキミだったことでしょうよ。 「日本の大学は卒業は簡単だ」とのたもうたのは、どこの誰であるか。 挙手して一歩前へ。恥を知れ。而して後、オレに単位を与えたまえ。。。 <本日のBGM> The Jesus and Mary Chain - North London Poly Riot http://www.youtube.com/watch?v=hclcrEpui64 これちょっとすごい。ポストパンク・ニューウェーブ期のロンドンシーンの息吹。 ボビー御大は若いしイケメンだし。 ってか2、3曲やると暴動でライブが終了するってめちゃくちゃだよ。 2007年 02月 03日
1900年、幸徳秋水は万朝報に「自由党を祭る文」を発表し、政党政治の是非を問うた。
2007年、早稲田生達は都の西北にペコちゃんを祭り、企業倫理の何たるかを問うた。 株式会社やおきん全面協力のもとしめやかに開催されたうまい棒祭2007。 あまり多くは語るまい。 3000本のうまい棒臭、後半の急進的な2ちゃん化、民法に対する雑念等等に嫌気がさし、途中で去りましたが、いい塩梅でグダグダな非常に夢のあるお祭でした。 かえすがえすもみうらじゅんが参加していなかったことが悔やまれます。 素晴らしいフェスティバルを企画してくださったダミーサークル笑い飯のみなさんの、ますますのご健勝とご活躍をお祈りいたします。 次回は戸山キャンパス流しそうめん大会に参加したいな。 ![]() 警備員の戒厳令下、不穏な空気の会場 ![]() 故ペコちゃん送別式での幕開け。 雪○、納豆などからも追悼の電報が届いた。 ![]() 故ペコちゃんへの献うまい棒 ![]() 脈絡もなく用意されていたジャンピングシューズ (c)ドクター中松 ![]() 巨大うまい棒とうまいもん (完全にドラえ……) ![]() メガマックvsうまい棒バーガー 早食い大会 ![]() 遺影を先頭にパレード ![]() うまい棒神輿 ![]() 暴徒と化したパレードの セブンイレブン襲撃 ![]() うまい棒ベッドに埋もれるお客さん その他、うまい棒(テリヤキバーガー味)による選手宣誓、紺碧の空斉唱(うろ覚えで一緒に歌う)、割れないくす玉、うまい棒セクシー撮影会、うまい棒ファッションショー、振る舞いうまい棒カクテル、うまい棒カルトクイズ大会、うまい棒運動会、うまい棒で農村一揆などなど。。。 さすがに書いててアホらしくなってきたぜ。 さ、とっとと民法のお勉強しましょ。 <本日のBGM> New Order 'Age Of Consent' http://www.youtube.com/watch?v=cYx8yW3POcg 2007年 02月 02日
事件である。大事件である。
中目黒丁稚組として苦楽を共にし神戸再建の秘密兵器と呼ばれる男、西宮大統領を目指すところの小生と志を同じくする盟友・けんた君が明日、都の西北早稲田の杜にて一世一代の大勝負に打って出る。 題して、「うまい棒祭り」!! キンクブラザーズライブ以来の衝撃が帝都に走ることは間違いない。 立たねばならない。義のために立たねばならない。 たとい月曜に民法三部が控えていようとも、人類の尊厳をかけて立たねばならない時があるのだ。 万障繰り合わせの上、参らねばなるまい。 え~い、こうなっては試験も卒業もあるものか!! イシ○ロさん、ごめんなさい。 ~以下、けんたの日記より転載~ 都内で毎年2月に行われている「うまい棒祭り」は2月3日に開催が決まった。 やおきんの全面的な協賛により成り立ち、学生を中心に運営されている、日本最強の駄菓子「うまい棒」を徹底的にフィーチャーしたイベントだ。 3年目の今回は、プロの作家、ミュージシャンを起用したうまい棒「主題歌」や「うまえもんマスコット(着ぐるみ)」、「うまい棒おみこし」「うまい棒スーツ」「うまい棒ファッション」など、去年までとはひと味違った大きな「祭り」になりそうだ。 3000本に及ぶ無数のうまい棒に埋もれるもよし、 積み上げるもよし、ただ黙々と食べるもよしの自由きままなイベント。 「うまい棒早食い」など、さまざまな余興も用意されている。 通常の4倍のうまい棒を使用した「メガうまい棒」も振る舞われるという。 そんなうまい棒リスペクト食べ放題イベント 「うまい棒祭り2007」は、2月3日(土)の19時より、 早稲田大学の新学生会館西棟のW507室でしめやかに行われる。 もちろん参加資格はなし。大学生だけではなく、子どもから大人までさまざまな層の集客を見込んでおり、 主催者側はうまい棒が大好物と公言する2ちゃんねる管理人ひろゆき氏にもメールで招待状を送ったという。 写真①うまえもんマスコット(頭部) 写真②うまい棒おみこし(この上にご神体を乗せ、パレード) 写真③無数のうまい棒(3000本のうちの一部) アクセス http://yoseken.e-city.tv/gakuseiikaikan.html ![]() ![]() ![]() <本日のBGM> アホの坂田 http://www.youtube.com/watch?v=t7ZV3btraZY 2007年 02月 01日
周囲の皆様やら御立さんがやたらと触れるもので、民法からの逃避行に見に行った。
なかなかにインプレッシブ。 ・内容 教養時代に受けてた渡辺正先生(温暖化否定論者)の授業を久しぶりに思い出してしまった。 ことの真偽やらファクト間の相関性は判断できないにしても、凍土崩壊の映像なんかは感情に訴えかける。 ゴアのプライベートやらはあんまりいらない。90分間に渡って大長編の政治CMを見せられた感は残る。 メディアリテラシー、リサーチリテラシーを身につけなきゃ。 ・プレゼン スティーブ・ジョブズ同様、ゴアさんやたらとプレゼンうまい。 ただ日本でこんな劇場型のプレゼンされたら、少々やりすぎかも。 ・英語 やっぱ英語できんと話にならんわな。 研修がんばろ。マンツーマン眠いけど……。 <本日のBGM> Rage Against The Machine - Testify http://www.youtube.com/watch?v=z0Ad15eA-pc 2007年 01月 29日
愛すべき我が同期は将来、民間の力を結集して宇宙に飛び立ちたいらしい。
「さすがはガンダムを縦横無尽に操る男!あたしを火星に連れてって★」 ひとしきり感服し、しばし往年の原田知世気分を味わった後に出た言葉。 「けど僕自身は行きたくないですよ。だってこわいもん!」 えっ、ええ~~!? んなことを思い返していたらこんな壮大なバカ計画が……。 さすがUSA。バカバカしさメジャー級。 Geostatonary Banana Over Texas <本日のBGM> New Order - Bizarre Love Triangle http://www.youtube.com/watch?v=BUxTfnGkUsw 2007年 01月 21日
人として、致命的な欠陥がある。
記憶力が完全に欠如しているのである。 否。くだらんことはわりとよく覚えている。 10年前のドラマ「深夜特急」中の大沢たかおの台詞であるとか、小学校自体に通っていた床屋のオヤジが、何故か毎回小生をテクノカットたらしめんと試みていたことであるとか、5歳の頃に買ってもらったタイガースパジャマの背中部分に背番号7(ミッキーマウスマーチの真弓である)をマジックで書き込んだことであるとか。 正確に言うと、どうしても人名が覚えられないのである。 通学途上、知人と偶然にして遭遇し、「よー!久しぶりじゃん!」などといった極めて爽やかな挨拶を交わした後、「あいつ、誰やっけ?」と、自分の脳内を必死にググったりすることがままある。 だいたい就活で知り合った仲間であるだとか、学部で話したことがある人間であるだとか、その程度の察しはつくのであるが、そこから先はさっぱりなのだ。 街中で出会う人などに至っては、もはや何の知り合いだったかさっぱり思い出せないこともある。こうなってはお手上げである。 まことにもって申し訳ない話であり、毎度毎度海よりも深く反省するのであるが、いくら反省しようと思い出せないものはしょうがない。 昨今のSNSなんぞでいつのまにやら本名が消えていたりだとかニックネームが変わってたりした日にゃ、もはや誰が誰だか。。。 過日、内定先のいかしたドクターの同期が、学生・社会人の枠を超えた異業種の交流会を催してくれた。俗に「合同コンパ」とも言うようである。 さて、この席上、眼前に座った女性がやたらとある女性(仮にAとしよう)の名を上げ、会話を進める。 「最近Aがぁ……」、「Aって○○な人じゃん?」、「Aがねぇ」エトセトラエトセトラ……。 言うまでもなく、これは異業種交流会の場(俗に「合コン」とも言う)であり、小生と眼前の女性とはこの日が初対面である。 そんなボーイミーツガール的なひとコマにて、あたかも古くからの共通の知人を話題にするかのようにA女史の話題を持ち出すとはどうしたことであろうか? この女性は小生を古くからの友人と勘違いしておるのか?はたまたAとは小生のあずかり知らぬ高名なモデルか何かなのか? 奇怪に思った小生は、己の無知に恥じ入りつつも、「あのさ~、Aって誰?」と聞いてみたわけである。 途端、目の前の女性は黙り込む。周囲に気まずい雰囲気が漂い、あろうことかこの女性は軽蔑の相さえたたえている。 「どうしたことであるか!?これは孔明の罠か!?」と心中の動揺を隠し切れないでいると、横に座った別の女史曰く、 「このコの名前だよ!さっき紹介したじゃん!!」 あー、やってもうた~! 気づいたときにはもう遅い。彼女は、一人称として己の名前を使う類の女性であったらしく、先ほどから延々と自分の話をしていたのである! 対面の女性の怒りよう、さとう珠緒の「もう~!ぷんぷん!」どころの騒ぎではない。 己の不始末に狼狽しつつも、小生は必死に弁解を試みる。舌先三寸が飯のタネである。 「違うの!ちょっと聞いて!オレね、ほんと人の名前に興味がないの!けどそれは決してみんなの人格を尊重していないわけではないの!名前なんてただの表層的な記号じゃん!本質じゃないじゃん!オレはただ、みんなの人格本体を、シニフィエ自体を、もっと実存的な個を尊重していたいという哲学的使命に燃えているってだけのことなのだよ!!」 思いがけず、恵比寿のダーツバーにて大演説をぶったわけであるが、むしろ逆効果であったようだ。ソシュールも実存主義も、彼女の前では無力だったらしい。A女史は憮然とした表情で席を立ち、ダーツに興じてしまった。グスン。 100%小生に非があることは認めよう。だがね、覚えられないものは覚えられんのだよ。 小生一人の努力、「竹槍でB29を突き落とす」的理不尽な根性論ではどうしようもないのである。 ってゆーかそもそも本質的に名前というものに興味がないらしい。自己紹介の際に名前を聞いてすらいない。聞く気がないのだ。こりゃひどい。 大好きなMars Voltaにしたって、未だにメンバーの名前を把握してない。ひどい時は「あのアフロのバンド」である。 而して、「博士の愛した数式」であるとか、「明日の記憶」のCMを見るたびに、部屋で一人恐怖する今日この頃なのだ。 受験期に単語帳の例文を全て暗記したあの栄光は今いずこ?目ざめよ、我が脳細胞!! かくして、20代前半にして早くも健忘症の恐怖に苛まれる哀れな子羊であるところの小生であるが、そんな小生にとって、福音となるべき名著が去年発表された。 我が盟友にして法学部の才媛であるところの女史が書いた『東大生が教える!超暗記術』である。 一家に3冊は買い揃えて座右の書とすることを強くお薦めしたい。 さて、女史によると、名前を覚える際には適当なゴロあわせ(いい国作ろう鎌倉幕府的なやつね)をつけると覚えやすいようである。 おお、これぞ天啓!「これでどんだけ知り合いが増えても、簡単に名前が覚えられちゃうもんね。やったね!」と浮き足だっていたのであるが、ありがたいことにこの女史が小生の名前のゴロ合わせも考えてくれたというのである。 何たる栄光であろうか。 これで小生の名を遍く広く万天下に知らしめることができる! ヒャホー!完全に天下獲った瞬間の将軍の気分。 震えて待つこと10分少々。そんな小生にワカ様が送ってくださった啓示。 「朝から(くら)夕までスケベ」 ……。 「先生、朝から夕までだと、夜の立場はどうなるんすか?」と思わず教えを請いたくなったものの、内容に関して全くもって抗弁の余地がないところが不本意な限りである。 <本日のBGM> Weeezr - El Scorcho http://www.youtube.com/watch?v=7CEqVTWo4EI 2007年 01月 15日
平成十九年は年始から複雑怪奇なり。
正月以来、未知との交信が続いているのである。 発端は明けてめでたい元旦のことであった。 年の初めを伝える「明けましておめでとう!!」なる一通のメール。 至極平凡なる正月の風景である。 ただ一点、差出人が不明であるということを除いては・・・・・・。 平素の小生であれば携帯メモリーの紛失を装い、「恐悚の至に堪えざると雖も、願わくばご尊名を拜したし」と波風立てずお尋ねいたすところである。齢24の処世訓。 たいていの場合は先方のメアド変更不通知に事態は端を発するものである。 んが、時は折りしも正月である。 終わりなき世を愛でるおめでたいメールに、かかる無粋千万ができようか。いんや、できまい。 差出人がわからずと雖も、「あけおめ~!いや~、めでたいね~!雑煮うまいね~!正月ぶとっちゃうね~!」なる脈絡も意味もなく極めて陳腐かつ中り障りのない返答をするのが紳士の嗜みというものであろう。そうなのです。そうに違いないのです。 ここで終わっていれば、それはそれでよかった。 穿壁読書、何の迷いもなく民法三部の試験勉強に刻苦勉励することもできた。 問題はこの人物からの連絡がここで途絶えなかったという点にある。 爾来、この未知なる人物とのメール対話が続いているのである。 彼の人は新年の祝宴の誘いを寄越し、その上に写メまで寄越すのである。 写メ!!携帯に脈絡もなき写メ!! 写メ付きのメール。もらって悪い気がするものではない。現代社会の科学技術が可能足らしめる会話の潤滑油ともなる愛でるべきコミュニケーションの一形態である、小生もこうした技術革新の恩恵に浴することやぶさかではない。 しかしながら写メを相互に交換し合う様なフランクなる仲であれば、携帯アドレスくらい保存していそうなものである。 そもそも小生の周囲は文字をただの表音記号としてとり扱う者ばかりである。 「文字で表情を象るなど、邪教のなせる業である。物神崇拝である。忌むべし忌むべし!!」というわけでもなかろうが、文字記号を表情のシニフィアンとして扱う者は極めて少ないのである。 句読点を全く用いず、なおかつ平仮名のみのメールを送ってくる女人はおっても、顔文字だらけのメールを送ってくる男子はまずもっていない。 いわんをや、あ行・や行を須らく小文字で表記し、解読の極めて困難なる暗号文書を送付せしむ輩をやである。 然るに、この人物はメール文中に絵文字を多用し、さながら当世の女子学生的な文面を送って寄越すのである。 当初は「すわ!!女人のなせる業か!?」といきり立った小生であるが、後々「俺」なるワードが現れた点から察するに、男子と断定せざるをえない。 ますますをもって複雑怪奇を極める。 自慢ではないが、小生は無精者であり、携帯アドレスの整理などするわけがない。 5年前のバイト仲間のアドレスが未だに保存されているのである。 しかるにだ。これはどういこうことであるかと。 言いたい。ひとおもいに言ってしまいたい。 「お前だれやねん?」 言えない。言えるわきゃない。 言ってしまえば、彼との蜜月関係が水泡に帰すのである。 それが仮にイミテーションハネムーンであっても、小生は宗教的信念をもってして今日も彼の人からの便りに明朗快活に応え続けるのである。 いっそのことイタズラメールか間違いメールであることを願う。 <本日のBGM> syrup16g 「生活」 2007年 01月 02日
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